2015/09/18

鍼灸自己体験記/口唇ヘルペス



自然療法の世界に入って鍼灸を専門にして、一生涯の勉学に励むかたわら、
便利だなーと思うのは、自分で自分を治療できる事です。
出来ないエリア、とくに背中なんか手が届かない所もありますが、基本的には経絡調整ができますし、症状に対する自己実験できます。だから、なにか滅多にかからない症状とかがでると、よし、じゃあ、これやってみようなんて感じでモティベーションが上がるわけです。笑

健康がとりえの私も、ま〜ときどき、なにかあります。
それも突然訪れる事が多い。

こんかいは口唇ヘルペス体験談。

口唇ヘルペスは、体の免疫が弱っている時に、くちびるの周りに赤い水ぶくれができます。疲れやストレスがたまって体が弱っているときにでてしまうもので、無理なんかをするととたんに出てしまいます。風邪の前後とかにでたりもしますが、ヘルペスが出ると、自分ではわからなくても、あー無理してたんだな、疲れているんだなと、自分の健康のバロメーターにもなってます。

いちどかかると最初に感染した後、免疫ができても、体力の低下や外傷などの機会で、まだできてしまう、いやなものです。はじめは出来る箇所がむずむずして、そのうち水泡が出来てどんどん大きくなります。唇だとだんだん腫れてきたりもします。痛みも少しありますが、なんといっても見た目が最悪で、かさぶたができて治るまで1−2週間ぐじゅぐじゅするわけです。だいたいむずむずして最初の水泡らしきものができたら、手遅れという感じで、いくら頑張って薬局でくれる薬などをぬったり、抗生物質をのんでも一旦でてしまったものは、治りません。

わたしもここ10年くらいできてなかったのですが、子供の頃なった事があるし、母親もよくやっていたので、どこかでもらっていたのでしょう。

ただ私の場合、出方がおもしろいのです。

性格上、それほど人とのやりとりでものすごくストレスがたまってとか、体を壊してとかそういうのはないのですが、決まってなるタイミングが、気になる好きな人ができると、途端になるのです。10年程まえになったときも、当時つきあっていた彼と初デートをするちょっと前に出来てしまって、友人と『どうしよう!!!』なんて、あせっていたのを覚えています。デート前のタイミングで出来た事があるのは、なんと3回もあります。笑
これが私にとってのストレスなんだ〜とか感心したりして。笑
ま〜、最悪のパターンですよね。私の場合いつも上唇のど真ん中にできるのですが、初デートですから。

それから、北ドイツは太陽があまりでないエリアですが、とつぜん天気がよくなって、
ひさしぶりに週末を気になる彼かなんかと長ーい散歩をした後なんかも私は要注意です。
というのも、日光に急にあたりすぎた場合も出たりするみたいです。
最後にできたときも、そのパターンでした。好きな相手との初デートとかというのは、緊張感があるんでしょうね。デートした日も最高の散策日和でした。最後に出来た時は、デートした2−3日してから出来ました。生理前というのも重なりまして。その2週間後にまた会う予定でしたら、もう大変でした。一番ひどく唇が猛烈にはれて水泡の花が唇の上に乗っかっているようなひどいさまで、もうこりごりでした。

そして、ついこの間、また例の口のむずむず感を先日一回感じ、えっ、また?それも
人が遊びに来るというちょっと前。彼の事は人としてふつうに好きですが、本当は好きなのかななんて、いや逆にきてほしくないというストレス?ま〜そういう感じで自分の気持ちをヘルペスから学んだりして。笑
自分では免疫が落ちてる感がなかったので、びっくり。確かに生理前。

よし今度こそは早期発見&鍼灸でなんとかしてやろうと思いました。

そしてむずむずを一回感じた直後から一日2−3回の自己治療。本治法で、脈診による鍼、要穴に銀鍼あるいはてい鍼で補瀉、数本。私の今回のケースは、肺虚肝相克、朝は肝虚でしたが、夜はなぜか肝実。
それに加え、奇経治療で合谷と陥谷にお灸治療。とくに、奇経治療を一日最低2回、ピークは3回しました。これを数日根気よく繰り返しました。むずむず感がまずとれて、唇にでかかった水泡が、どうしようかな〜てなかんじで、でそうででない。唇はたしかに少し腫れてるかんじがありました。でも水泡が出来ないんです!そのうち、その腫れもひいてきて、完治してしまったわけです。もちろん、睡眠とビタミンはたっぷり取る様にしました。これまでは、いったんできてしまうとおもったら、ヘルペスの水泡発症がどんなにくすりを塗っても防げなかったので、今回は、自ら、鍼灸の素晴らしさを実感しました。

また今回思った事は、この毎日の鍼とお灸、それも一日2−3回という頻度。これが実際の患者さんに出来たら、鍼灸のすごさをわかってもらえるのになあという事でした。まずあり得ないですね。往診するしかないですかね。それか、お灸を教えて家でやってもらう事ですね〜。患者さんが家で自らするお灸の伝授の重要性を改めて実感しました。

今日はこの辺で。





































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